矯正治療は早い段階での診断がとても大切になります。気になった時点で早めの診断が必要です。治療方法や治療時期、治療費などいろいろ具体的なこともお話しできますので、一度御相談されることをお勧めします。
「永久歯が変な位置に生えてきたけど歯並び大丈夫?」
「前歯のすき間があるけど閉じるのかな?」
「生えたての前歯の歯並びがガタガタだけどこのままにしてもいいのだろうか?」
お子さんの永久歯が生えてくると、歯並びがどうなってしまうのかとても気になりますよね。
永久歯の出ている本数や場所、上下歯のかみ合わせのずれなどの様々な状況により治療の必要性、治療の開始時期など変わってきます。
1)何もしなくても改善する場合
2)定期的な経過観察でしばらく様子を見る場合
3)永久歯が生えてくるタイミングを見て矯正した方が良い場合
4)できるだけ早く矯正を始めたほうがよい場合
このように矯正治療は、時期によって様々です。
ちょっと具体例を挙げてみましょう。
下の写真のように永久歯が内側から生えてきました。 この場合、生えてきた永久歯の大きさと、生えてきた永久歯の前の乳歯を抜歯する仮定した場合の残っている乳歯のスぺースはほぼ同じくらいです。つまり、生えてきた永久歯が残った乳歯の間に入ることができます。生えてきた永久歯は舌の力で自然と前に出てきて、唇の力で押しだされないようになっているのです。
この症例は自然に治ります。
この症例は、定期的な経過観察でよいでしょう。
この症例は下の歯が上の歯よりも前に出てきています。すぐに矯正治療をお勧めします。
ただ、矯正治療でもっとも大切なことは、あごずれの診断です。特に下の前歯が上の前歯よりも前に出ている場合は早期の治療が必要です。
なぜかというと上あごと下あごでは成長する時期に違いがあるからです。
上あごはだいたい小学校4年生くらいで前への成長が終わります。しかし、下あごは思春期から成長をしていきます。
小さいうちから下あごが前に出ていると
- 上あごが下の歯にロックされて成長できない
- 下あごが上の歯による押さえがないので成長期に過度に成長してしまう
また、あごずれは前後の問題だけではなく左右へのあごずれもあります。
左右にずれた場合もあごの成長発育を妨げることがあります。
このようにあごずれは、子供の成長発育にとても深い関係があるのです。
早めにあごずれをなおすことにより、その後の歯並び矯正治療が簡単になります。
以上のように矯正治療は早い段階での診断がとても大切になります。気になった時点で早めの診断が必要です。治療方法や治療時期、治療費などいろいろ具体的なこともお話しできますので、一度御相談されることをお勧めします。
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