あごずれがどの方向におこっているのかということは分かりました。

では、あごずれの見方が分かったところでそれをどのように修正するのかは、簡単に言えばずれている方向と逆の方向にあごの位置を持っていけばよいのです。前にずれている場合は後ろへ、右にずれている場合は左へという具合に修正すればよいのです。

診断は視診、模型診断、レントゲン、全身健康調査票などを精査して行います。今、現在おこっているあごずれの方向を見つけ出し、その方向とは逆方向にあごを誘導すればいいのです。この時に重要なのは、肩こりや腰痛など全身症状が瞬時に消失もしくは軽減していることが重要です。消失もしくは軽減していないとあとで治療しても治らないからです。

あごずれの修正はバイトスティック(5センチの長さの円柱の木製の棒あるいは木製の板)を使用して行います。このスティックを上下の歯の間におき、あごずれを4つの方向(あごずれとは?のページを参照)を修正します。

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以上のような順序であごずれを修正する装置(MFA)をつくります。

このMFAを調整していきます。

MFAはあごずれを治す装置として使用します。

今までずれていたあごを診断により修正し、その修正されたあごの位置を保持できるようにしたものがMFAというわけです。

かみ合わせは、上下の歯で作られているものですが、実は歯だけではなくあごについている筋肉がかみあわせを覚えているのです。その筋肉が覚えているかみ合わせの位置を忘れさせるためにMFAが必要なのです。つまりMFAによってあごの位置を変えることは、すなわち、あごに直接ついている筋肉やあごと間接的に作動している筋肉の記憶をなくすということです。

いろいろな症状の改善

頭痛や首筋のコリ、肩こりは筋肉の疲労からきているものが多いのです。MFAは筋肉の記憶を忘れさせる装置ですから、あごずれを治すと頭痛、首筋のコリ、肩こりが治るという一つの要因といえます。

はじめにかみ合わせの修正をした時点(スティックを入れた時)で症状が無くなっていることを確認しているので当たり前のことですが・・・・

実はあごずれを治すと脳に血液がよく通るようになり脳が活性化できてそれによってもいろいろな症状が改善しています。

あごずれを修正することで最も大切なことは、首のコリ、肩こりや腰痛など全身症状が瞬時に消失もしくは軽減していることが重要です。