かみ合わせ治療の実際 その2

全身健康調査票や模型、レントゲンなどを参考にしてより正確なかみ合わせの診断をします。

かみ合わせの診断の時は診断用の台に立ってもらい体の左右、前後、回旋のバランスをみます。

首こりや肩こり、腰痛があるところをみて、パワーテスト(両手を床と水平にあげてもらい、腕がどのくらい下がるかのテスト)をします。そしてかみ合わせをみて、TM式バイトスティックによってかみ合わせを修正します。

体のバランスがよくなっていることが重要

この時にパワーテストでかみ合わせを修正する前よりも体のバランスが改善され、頭痛、肩こり、腰痛などの諸症状が消失あるいは軽減していて、体のバランスがよくなっていることが重要です。TM式バイトスティックを入れてかみ合わせを正しく修正してすぐに変化が現れることがとても重要です。

ステッィクを入れた状態は、上下の歯に空間があります。その空間を保持できるようなマウスピース(以下MFAといいます)の様なものを作れば、改善されたからだの症状を保つことができます。このMFAを作るためには精密に型を取る必要があります。この精密な型を取ることが後でMFAの調整の時に大変重要になってきます。そして、型を取った後は技工士さんにMFAを作ってもらいます。

1週間後にMFAができてきます

できたMFAをまず口の中に入れてもらいMFAになじむまで20~30分くらい待ちます。

この時間は、今まで悪いかみ合わせだったのをMFAによってよいかみ合わせにしているのであごについている筋肉が引っ張られるような感じがしきます。この引っ張られる感じがだんだんなくなってきてMFAになじんできます。

この時点でカチカチのかみ合わせが悪くても問題ありません。MFAが馴染んで来たら調整に入ります。MFAの調整は本当に微細な調整になります。ビニールシート1枚で肩こりがなくなったり、腰痛が軽減したりします。

MFAを実体顕微鏡でよく見て、本当に少しずつ少しずつ調整します

ビニールシートを入れて肩こり、腰痛などが消えたかどうかを確かめて消えていればビニールシートを入れた部分を調整し、また、別の場所にビニールシートを入れて肩こり、腰痛などが消えたかどうかを確かめながら調整していきます。

これを数回繰り返し調整していくとほとんどの症状が消えたり、軽減していきます。

この調整の時には、みんなびっくりしています。「本当ですか。」とビックリしたり、「楽になった。」とおっしゃる方が多いです。

MFAの使用方法は、基本的にはなじむようにできるだけ長い時間入れておくようにします。

「MFAを24時間したままですか?」

と聞かれることがあります。

この質問には、

「MFAをしていて体が楽であればずっとしていてください。最初は楽だったが、逆にだんだん体の症状が悪くなってきたら外しておいてください。」

と答えています。

MFAはその人に良い効果をもたらすことが多いのですが、装着したばかりだと悪いことをもたらすこともあります。そんな場合は、外しておいてきちんとした調整をすることが大切です。

ほとんどの症状が気にならなくなったら、今度は1週間後にもう一度調整をしていきます。